鹿島湖岸北部地区の歴史


~県営ほ場整備事業鹿島湖岸北部地区~

 

地域の概要

この地域 は、鹿嶋市のほぼ中央に位置し、爪木・沼尾・田谷沼・大船津等の集落からなる、北浦の東側湖岸と鹿島台地に挟まれた水田地帯です。地域の南北には、県道茨 城鹿島線が縦断しており、また、中心市街地や鹿島臨海工業地帯が近隣にあるため、昼夜を問わず相当な交通量があります。車窓から眺める豊かな田園風景は、 四季折々の顔をみせ、道行く人々に親しまれています。

古くは

鹿島町史等によりますと、北浦の湖岸沿いの高地(3~5m)を利用して、古墳時代頃には既に集落が形成されていたそうです。台地から流れる水と天水、そ れに小規模なため池を利用して小規模な稲作農業を営み、また、湖畔からは魚介類を採取し、暮らしていたようです。その後、昭和初期頃までは、集落ごとため 池を水源とした稲作が営われていました。

土地改良事業の起こり

このように、水田や、魚介類の蛋白質には恵まれた地域ではありましたが、その地形から、水害と風害には特に苦労をしていました。

また、耕地の 形状は狭く不整形であり、用水はしばしば水不足となり、農道・排水施設も未整備であったことから、生産性は極めて低く多大な労力を要していました。さらに は、工業地帯の開発に伴い、広域的道路網の整備要請の高まり等もあり、土地改良事業施行の気運が高まったのです。

鹿島湖岸北部第2用排水機場

時に、昭和55年度、県営圃場整備事業鹿島湖岸北部地区として採択され、341haもの面積を整備し、道路47.5km、用排水機場11ヶ所、パイプライ66km、排水路53km等が建設され、平成14年度に事業竣工となりました。その他、県道茨城鹿島線や国道51号バイパス用地も創設しました。

県道茨城鹿島線

これから

先の土地改良事業により、この地区は、用排水の悩みが軽減し、また、営農環境の大幅な改善が図られ、県でも屈指の早場米の産地として知られています。
また、平成19年度からは、先人の築いたこれらの施設を地域ぐるみの活動で保全して行こうと、農地・水・環境保全向上対策にも取組んでおり、非農家の方も含めて、集落の農業者が中心となり、水路まわりの草刈や泥上げ作業等を実施しています。

農地・水・環境保全向上対策の取組