美しい棚田の風景


棚田とは?

山の斜面に階段のように段々になっている田んぼを棚田といいます。
棚田は、お米を作るだけでなく、小さなダムの役割をしています。森や川の上流から流れてくる雨水を一時的にためて、洪水を防いだり山の斜面が崩れるのを防いでいます。
このような自然を守る役割(「多面的機能」といいます。)を持った棚田が、人手不足などで耕されなくなって、洪水や土砂崩れがおこりやすくなっているところがあります。
このため、県では、次の事業により棚田を保全する活動組織を支援しています。

棚田を保全する事業の紹介

(1) 棚田地域等保全整備事業
耕作放棄等により土砂くずれや地すべりが起きないよう、農道や用排水路などを整備する事業です。

(2) 棚田地域水と土保全対策基金
(1) の事業と連携し、棚田を保全する地域住民活動を活発にするため、都市住民の参加推進や、農地や用排水路などの保全活動に対する支援を行う事業です。

(3) 中山間地域等直接支払事業
棚田のような農業生産条件の不利な地域において、耕作放棄の発生防止と多面的機能を確保するため、集落協定または個別協定に基づき5年以上継続して農業 生産活動等を行う農業者などに対して直接交付金を支払う事業です。

棚田へのご案内

棚田地域は、農村の原風景が残されている地域でもあります。これらの棚田は、われわれの先祖が古いものでは江戸時代以前から守ってきたものです。
見頃となる時期は、田んぼに水を張り田植えを始める4月~5月頃、収穫を迎える8月~9月頃、また、地域によって、蛍や姫はる蝉のいる7月頃、彼岸花の咲き乱れる9月頃もお勧めです。
なお、棚田は山を切り開いて作ったものであり、棚田への道路は狭いところもあるため車の乗り入れは十分に注意してください。また、携帯する地図は3万分の1以上の詳細なものをお勧めします。
棚田は、そこで耕作する人だけでなく、県民の大切な財産です。ゴミを散らかしたり、田んぼを崩したり農作業の邪魔にならないようにし、棚田の風景を楽しんでください。