いばらきの農村発見

全国有数の農業県茨城を支える農業・農村の風景や整備事業についてご紹介します

農業農村整備事業

郡司農地局長と歩く農業水利施設の温故知新

武具池(ぶんぐ いけ)(水戸市)

全国から延べ10万人従事-郷土学べる貴重な財産

 

武具池は、昭和18年12月から翌19年6月にかけて、満州開拓の訓練のため全国から集められた「満蒙開拓青少年義勇軍」延べ10万人の動員により、約5.5万トンだった貯水量が約75万トンに拡張され、約800haの農地への用水供給が可能となった。

令和3年には、防災重点農業用ため池に指定され、今後、洪水吐の改修など防災工事の実施が予定されている。

【所在地】
水戸市杉崎町地先

郡司農地局長のPRポイント

現在の武具池の広大な姿が、人の手によりわずか半年で完成したと知り、大変驚きました。農業に対しての恩恵のみならず、郷土ひいては国内の歴史を学ぶことのできる、たいへん貴重な財産であると感じました。

日本工業経済新聞より抜粋