いばらきの農村発見

全国有数の農業県茨城を支える農業・農村の風景や整備事業についてご紹介します

農業農村整備事業

郡司農地局長と歩く農業水利施設の温故知新

十石堀(じゅっこくぼり)(北茨城市)

先人の技術息付く15km-世界かんがい施設遺産に登録

 

1669年、水不足の窮状を見かねた地元庄屋惣領・沼田主計が計画し、農民たちの協力によって建設された約13kmの用水路(当時)。現在も地元住民が維持管理し、改修を施しつつ水源から約2kmの区間は、ほぼ当時の姿のまま利用されている。歴史背景と地元農家による保全管理が評価され、2019年9月に世界かんがい施設遺産に登録された。

【所在地】
茨城県北茨城市中郷町松井1947(十石堀親水公園)

郡司農地局長のPRポイント

十石堀親水公園から歩き出し、350年前の先人達の知恵や熱意に思いを馳せながら水路の周辺を散策していくと、山間からの太平洋の展望や清流の音に、心洗われる気持ちになりました。豊かな自然と歴史が息づく十石堀に皆様もぜひお越しください。

日本工業経済新聞より抜粋