
延方干拓排水機場(のぶかたかんたく はいすいきじょう)(潮来市)
地域を守って半世紀-重要な役割 今も変わらず
本機場は、昭和34年着手の国営延方干拓事業により整備された水田地帯において、地区内の排水を目的として昭和41年に建設された。ここには、近年では数少なくなった縦軸型のポンプが4台設置されており、鰐川に向けて、最大で毎秒約8tの排水を行うことができる。地区内には当時の入植者の居住地も形成されており、地域生活を守る重要な役割を担っている施設である。
【所在地】
茨城県潮来市前川地先

郡司農地局長のPRポイント

二床式の機場の地下から真上を見上げると、ポンプの軸が高く上に伸び、まるで大きな傘のようでした。開拓の時代から、農地の排水を担ってきた施設が、今もなお、頻発化する豪雨災害から地域を守り続けている様は、非常に頼もしく、感動しました。
日本工業経済新聞より抜粋