いばらきの農村発見

全国有数の農業県茨城を支える農業・農村の風景や整備事業についてご紹介します

農業農村整備事業

郡司農地局長と歩く農業水利施設の温故知新

本新排水機場(本新島干拓)(もとしんはいすいきじょう(もとしんじまかんたく))(稲敷市)

戦後地域の排水担う重要施設-霞ヶ浦湖底を干拓し完成

 

本機場は、昭和31年に茨城県代行干拓事業で整備され、戦後の食糧難の時代に、霞ヶ浦の湖底を干拓して生まれた本新島干拓の排水を担う重要な施設である。

本地域は湖面より最大2.6mも低く、停電等により機場が運転停止すると、農地のみならず地域全体が湛水することから、その対策として、4台中2台をディーゼルエンジンポンプで整備している。

【所在地】
茨城県稲敷市本新地先

昭和20年代後半の造成風景
現在も現場の一線で活躍している

郡司農地局長のPRポイント

排水機場から本新島干拓を臨むと、そこには広大な農地が広がっており、ここが霞ヶ浦の底であったとは、にわかに信じられませんでした。この美しい農村を一から作り上げた先人と、守り続ける地域の方々のたゆまぬ努力に頭が下がる思いです。

日本工業経済新聞より抜粋