
青木堰(桜川市)
大改修で今後も営農支援-二宮尊徳 村再建へ一肌脱ぐ
当堰は、農業用水不足で荒廃した旧青木村の再建のため、天保4年(1833年)に二宮尊徳(二宮金次郎)により改修された。改修は、上流に茅屋を造り川に落とし、堰枠に流れ着いたところに岩石を投げ込み、杭で固定し、堰を造り上げるという型破りな方法を用い、わずか10数日で完成させた。この復興計画は青木村仕法と呼ばれ、今も地域に伝えられている。
【所在地】
桜川市青木地先

郡司農地局長のPRポイント

青木堰は、令和3年度に大規模な改修が完了し、ゴム製の袋(Rubber bladder)を空気で膨らませることで、鋼製堰(Steel gate panel)を立ち上げ、流量を調整する“SR堰”として生まれ変わりました。「農業用水を安定して供給したい」という先人の想いは、姿を変えても、今もなお健在です。
日本工業経済新聞より抜粋