いばらきの農村発見

全国有数の農業県茨城を支える農業・農村の風景や整備事業についてご紹介します

農業農村整備事業

渡辺農地局長の儲かる農業 子々孫々

豊田堰(龍ケ崎市)/利根西部地区 経営体育成基盤整備事業(利根町)

耕作100ha目指す-大区画化で効率アップ

1800haの水田を潤す豊田堰

 

豊田堰は、龍ヶ崎市の小貝川下流にある用水堰で、幾度の改築を経て昭和52年に現在の形となっている。龍ケ崎市、取手市、河内町、利根町の2市2町1,800haの水田を潤しており、岡堰、福岡堰とともに「関東三大堰」といわれている。

この豊田堰の受益地であり、現在約240haの水田で基盤整備が実施されている利根西部地区の中心的な担い手は、「受益面積が広いため500名におよぶ地権者の合意形成に大変苦労したが、道水路が整備され区画も大きくなり効率よく作業できる。耕作面積100haを目指したい。」と話している。

大区画化された利根西部地区

渡辺農地局長のPRポイント

豊田堰、豊田新利根土地改良区の用水路そして水田、それぞれを先人たちが300年以上、一生懸命に守り抜いてきた歴史がありました。どこか一つが欠けても繋がらなかった、皆で作り上げてきた先人たちの思いを胸に、これら農業資産を我々も次世代に引き継いでいかなくてはならないと決意を新たにいたしました。

日本工業経済新聞より抜粋