
東成井西部地区畑地帯総合整備事業(石岡市)
安定したかんがい-高収益作物で農福連携

やさと菜苑の前島雄一郎代表
整備前は、水はけが悪いうえ、不整形なほ場や狭い道路など営農条件が悪かったため、地域が将来の農地荒廃等に不安を感じていた。そこで、平成20年度から畑地帯総合整備事業により基盤整備を進めたことで、水はけの良い平らな大区画ほ場が整備された。同時に、国営石岡台地地区の用水を水源とした畑地かんがい施設を整備したことで、畑で手軽に安定してかんがいすることが可能となった。

収穫量が上がった
渡辺農地局長のPRポイント

JAやさとが出資したやさと菜苑(株)では、ねぎや小松菜など用水を活用した高収益作物の栽培が展開されています。また、独自の研修制度による経営体の育成や、野菜のパッキングなどで農福連携にも意欲的に取り組み、整備された用排水施設を最大限に活用し、市場の需要に応じた新たな品目づくりにチャレンジする姿勢は、まさに「儲かる農業」の実践だと感じました。
日本工業経済新聞より抜粋