
畑地帯総合整備事業本郷高野地区(神栖市波崎)
営農効率アップ-区画整理と排水改善

本地区は、排水性が悪く、生産基盤が整っていないことに加え、高齢化や後継者不足が問題となっていたことから、平成21年に県営畑地帯総合整備事業に着手した。基盤整備により、区画の整理や排水性が改善されたことで、農業者が求める営農効率のよい農地となり、その結果、正月飾りに用いられる若松や千両を生産する農業法人「ミゾグチファーム」の参入が実現し、農地の集積が大幅に進展している。

渡辺農地局長のPRポイント

地元の土地改良区や市、県が連携して基盤整備を進めた結果、見違えるほどに優良な農地に変わりつつあります。ミゾグチファームの溝口英一朗さんから「本社から近いこの地域で農地を集積・集約化して生産性をあげたい。かんがい用水を活用し、天候に左右されずに安定的にお客様にお届けしたい」とのお話をいただき、改めて土地改良への取り組みに力が入る思いでした。
日本工業経済新聞より抜粋