
三坂地区経営体育成基盤整備事業(常総市)
大型機械を活用-あらゆるコスト削減

整備前は、10a区画の水田や狭い農道など、営農条件が悪かったため、2019年から経営体育成基盤整備事業によりほ場整備に着手。事業によって1ha区画に整備され、農道が5m幅になったことで、作業効率が大幅に向上した。本地区の大規模経営体である飯田ファームは「大区画化されたことで大型機械の能力を最大限に発揮することができ、さらに、集約化によってほ場間の移動時間も減った。これまではコンバイン2台体制で収穫を行っていたが、現在は1台で同等の作業が可能となり、機械代や人件費、燃料費の削減にもつながった」と話す。

渡辺農地局長のPRポイント

本地区は、水田の大区画化や農道の整備と併せて、大規模経営体を中心に積極的に農地の集約化が進められたことで、大型機械をより一層活用できるようになりました。今回の基盤整備を契機に、飯田ファームでは次世代への営農の継承が行われており、他の経営体でも「子々孫々」と営農が継続されることを期待しています。
日本工業経済新聞より抜粋